233、免疫システム

生物が免疫を獲得するシステム。学校で教わった白血球が活躍するのだが、その種類にはマクロファージや好中球、樹状細胞・B細胞・T細胞などがあって、複雑に役割を分担しているようだ。

例えると、細菌やウイルスと最前線で戦っているのがマクロファージ(ウルトラマン)や好中球(仮面ライダー)。SOSの情報伝達役が樹状細胞(デビルマン)で、細菌やウイルスの情報を傷つきながらリンパ節(防衛基地)に伝える。そして「自分の出番だ!」と選ばれしT細胞(マジンガーZ)が増殖し、マクロファージ(ウルトラマン)の応援に駆けつけてよりパワーアップさせる。一方、Tキラー細胞(グレートマジンガー)は細胞内に潜伏したウイルスの退治という特殊任務に向かう。

同時に、B細胞(ゴレンジャー)の中から、対抗できる力のある色レンジャーがランダム増殖する。その中でピッタリの抗体(必殺技)をもつ分身のみプラズマ細胞(ゴールドレンジャー)になり、抗体(必殺技)を血液中に拡散させる。この抗体が細菌やウイルスを包み込み、最前線のマクロファージ(ウルトラマン)を助ける。

つまり、懐かしの正義のヒーローたちが助け合いながら、細菌やウイルスの侵略から私たちを守ってくれているのだ。

さて、気になることは2つ。一つは、気づかぬうちにこのような戦いがあって免疫を獲得しているのかということ。もう一つは、獲得した免疫が次の防衛に役に立つのかということ。敵もさるもの。ウイルスが変異し過ぎていて、ワクチン作戦が役に立たないことも考えられる。それなら、毎回激しい戦いになるだろう。だから、今はその戦いに備えて「睡眠と栄養」でヒーローたちを休ませてやることが一番なのかもしれない。進化の過程で身につけてきた免疫ヒーローたちの働きは驚くばかりである。

(2020年6月26日@nortan 白血球値が高く入院を勧められた時、体の中で活躍してくれていた免疫システムに感謝したい)

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