196、今できること

この1か月で世界が変わてしまった。シュミレーションゲームを楽しみながら眠りに落ち、気づいたらその世界の中に入り込んでいたようでもある。

米国のマスクへの意識も変え、空輸直前に奪い合うこともゲームの選択肢なのだろうか。なにより、イタリアのハグ文化が一時的に消滅するくらいだから、強力なシュミレートだ。

では、このシュミレーションは何を目的に行われているのか。シムなら街づくり、対戦なら戦術、社会実験なら…とその目的は多様である。

もちろん、この現実は「生命を守る戦い」ではある。しかし一方で「隣人との間に壁を作る」ことかも…と思う。いや、「その壁をいかに乗り越えることができるか!」にちがいない。

また、コロナが仕掛けた戦いは、社会のしくみを変えるシュミレーションかもしれないと思う。消費税率をゼロにする。印鑑文化をやめる。県境を越えて移動させない。学校を9月入学にしてグローバル化する。国民を強力に管理するため、要請を強制命令とするために法を変える。など、10年後の社会は、たった1年前には想像できなかった世界になっているのだろうし、一度変えた仕組みは元には戻らない。

この社会を変える強力アイテムが「非常時だから」カードである。政治に携わったり、テレビなどのメディアに出演するなど影響力を持つことで手に入れられる。このカードを使えば、今まで100年かかった変化も数か月で成し遂げられるのだ。

もし、このカードを手に入れたら、私にできることは何か。ゆっくり考える時間はない。しかし、あわてて使えば取り返しもつかない。神様、知恵を授けて下さい!

ところで、神はいつリセットボタンを押すつもりでおられるか…

「隣人を愛せよ!」

「2000年前より、そう言っているではないか!」

おや、私も眠りに落ちていたようだ。

現実は、間違いなく私たちに与えられた試練であり、人類が何度も乗り越えることのできた戦いである。

おそらく神は、私たちの思いやりを験し、鍛えようとしているにちがいない。

私たちにリセットボタンはない。

(2020年4月29日@nortan 人類の課題と戦っている勇者を応援し、戦いで亡くなられた英雄を悼む)

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