この言葉に、何度期待させられ、何度虚しさを感じたろう。どこか、閉店大安売りをしたと思えば、開店大安売りをする店の言い訳「閉店は、店じまいではありません。」に似ている。結集しては分裂の繰り返し。だから「私たちの力を結集して…」も安っぽく聞こえてしまう。閉店セールも、近頃は「在庫一掃セール」に変わってきている。「結集」も何か他のキャッチに変えてはどうだろうか。
現代民主主義は、全ての老若男女一人ひとりに等しい「1」の力を認める哲学でもあり、信念でもある。それが、自分に近しい者には「2」を認めて、そうでない者を「0」にしたり、老人には「3」・中年には「2」・若者には「1」などとしたり、納税額や献金額によって「10」~「1」を割り当てたりすれば、弱者切捨忖度主義になってしまう。やはり、民主主義を守るために「1」を尊重したい。
さて、結集に変わるキャッチであるが「1+1+1=1(日本のために1つになります)」はどうだろう。ユークリッドには叱られそうだが、どれだけ足し算しても「1」なら、もはや分裂することもない。そうすれば、名前を変えては何度も開店する大安売りもなくなるだろうか?そうだ、政治は商売ではなかった!反省である。
(2019年12月21日@nortan 信念のある1に私の1を託したい)