夏のラジオから流れてくる、35年も続く放送。「動物も夢をみるのですか?」「植物にも心はあるのですか?」など。その答えを、各分野の専門家が、やさしい言葉で一生懸命に説明しても、子どもたちには難しいこともある。「分かった?」の後の「うん?!」は、YesにならないNo。これからも、子どもたちの科学への不思議は尽きない。
さて、地球から聴こえてくる祈り。「地球温暖化を私たちは解決できるのでしょうか。」「人類は、宇宙へ文明を拡大できるのでしょうか。」など。その答えを、宇宙の神々が、理解できる現象で伝えようとしても、人類にとっては難しいこともある。25日、ニアミスだったと胸を撫で下ろした小惑星の大接近(月・地球間の5分の1)。大きさは、6600万年前に比べて約100分の1だが、発見されたのは最接近の前日。私たちが知ったのは29日。緊急ニュースとして発表されることもなく、ひとつの都市が消滅することもなかった。そして、神々からのメッセージであるかもしれないこの地球近傍小惑星につけられた名前は「2019 OK」。ちっともOK(Yes/うん)でない。だだ、「うん」だけに「運」はあった。今後も、私たちの宇宙への不安は尽きない。
(2019年7月30日@nortan 2020はOKでないかもしれない)