「Leadies and Gentlemen」先程、新幹線で流れたアナウンス。子どもの頃にテしビで覚えたフレーズで、教室の前で「みなさん、聞いて下さい。」という代わりにこれを使えば、「何事か?」とばかりに効果的であり、ちょっぴり紳士になった気分でもあった。
それが今、本家アメリカの乗物では使用禁止、「All passengers」と言うそうだ。どうしてそうかとは問うまでもないが、日本ではまだ使っていることに今更気づいた。ひょっとしたら、女性専用車両との整合性で敢えてそう言っているのかとも思ったが、これは別問題だ。
そして、ガソリンスタンドでレディースデーを見かけなくなったのも…と、いろいろ思いつく。どうやら、私たちは、大人を紳士と淑女に2分したいようだが、それは時代遅れ。紳士と淑女を足しても、大人の数にはならぬらしい。では、残りは何?「大人になれない大人」だとしたら、これも別問題だ。そう言えば我が国では、大人の女性でも「女子」会なんて言うから、レディは絶滅危惧種なのかもしれない。もちろん、ジェントルマンもオレオレ(自分中心主義)で、少しもジェントルではないという絶滅危惧種だろう。
さて、すべての人が男子か女子に分類できるとする。その上で問題。「お客のいないバスに男子が15人、女子が15人乗ってきました。バスには何人乗っていますか?」という算数。ひっかからないぞ。運転手も入れて、15 + 15 + 1 = 31人。いいえ、30人。なぜなら、自動運転バスだから。ところで、AI(人工知能)はLeadyだろうか?Gentlemanだろうか?それとも、プログラムだから、記憶装置のpassengerなのだろうか…(2019年6月9日@nortan東京での報告会で挫けそうな自分を奮い立たせる帰り道)