150、オポチュニティ

My battery is low and it’s getting dark.

2019年2月14日。遠く離れた惑星から届いた最期のメッセージ。

人類移住の希望を背負い、2004年から赤い大地を42.195km以上走破したマラソンランナー。

離れた砂地トロイでは、身動きがとれなくなって休止した相棒スピリットが眠っている。

90日で任務を終えると予想されていたのに、10年近くも稼働することができたのは、太陽光電池の上に積もった砂を吹き荒ぶ風が払い続けてくれたから。

それほど火星の大地は厳しい環境だ。

いつか近い未来、私たちの作り出したAIロボットが、赤い大地に根づくように遺伝子加工した植物や動物、微生物や新人類など、生命の種を持って移住し、緑の大地に変えるのだろう。

さて…

大昔、地球も赤い大地だったのかもしれない。地中には金星からやってきたオポチュニティたちが眠っているのだろうか。(2019年3月22日@nortan 任務お疲れ様)

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