122、存在の証明

無いこと(存在しない)を証明するには、全てを調べ尽くして「どこにも無い。」と言わなければならない。だから、これは「本当に調べ尽くしたのか?」という『空間』の問題である。反対に、有ること(存在する)を証明するには、調べ終わるまでに1つでも見つければよい。だから、これは「いつまで探し続けることができるのか?」という『時間』の問題である。

さて、私の時間は有限であるし、私が探しうる空間も有限である。つまり、何かの命題を証明しようとする時、「せまい範囲に有る(存在する)か」を証明した方がよい。「宇宙には、人類以外の知的生命体がいない(宇宙人命題)」や「世界には、自分そっくりの人間がいない(ドッペルゲンガー命題)」の証明は、「我が家には、人類以外の知的生命体がいる」や「我が家には、自分そっくりの人間がいる」に置き換えた方が、私にとって証明可能な命題となる。

ところで、これらの証明結果は、「宇宙人も、もう一人の自分(ドッペルゲンガー)も存在する」となる。なぜなら、我が家にいる人類以外の知的生命体は「ペットのムク」であるし、我が家にいる自分そっくりの人間は「家族」であるから。「それは、ないやろう!」という声が聞こえてきそうだが、お後がよろしいようで…(2018年11月6日@nortan案外、真をついているかもしれない?)

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