スマホで米ドラマを見る機会が増えた。字幕を見ていると「それは、違うでしょう。でも、意訳ならセーフかな。」と思うこともある。字幕の日本語とのニュアンスの違いが微妙だ。ドラマ「シリコンバレー」では、頻繁に耳に飛びこんでくる単語があった。「○○ing」だ。登場人物が口論するたびに使っている。敢えて訳すと「この○○」とでもなるのかと思って調べると、「(米)絶対に、間違いなく。すごい、やった、たまげたの意で、veryやsoと同様に若者がよく使っている。」とあった。日本語でいう「超(チョー)」と等しいようで、驚いた。それでも、「○○ing」は映倫に抵触する単語には違いない。映画ではなく、ドラマだからOKなのか?
さて、間もなく世界第4位の産油国からの石油輸入は禁止(同調しない国は、制裁の対象と)される。現在、その影響でガソリン価格も20円高の150円台となってしまった。スラングも世界を平和に導くための戦術だと深読みすることも可能ではあるが、TOPの使う言葉がドラマや石油価格にまで影響を与えているとなると深刻だ。「このまま、どこまで○○ing 高値になるのだろう。」と嘆いていたら、「日本は、一部輸入を認められた。」との報道があった。何か表現に違和感が残るが、ガソリン価格についてはひと安心だ。もしかして、「KY」という日本語スラングを知って、日本の空気を読んでくれたのだろうか。本当の理由を知るには、ドラマばかりでなく、字幕つきで大国のニュースを聴かなければならない。(2018年11月4日@nortan)