アイ・アイはお猿さんで、Ⅰ・Ⅰは私。AI・AIは、人工知能。さて、自動車の運転もレベル3に入った。レベル0は運転手100%で、レベル5AI100%。レベル3はちょうど中間地点入口で自動運転最初のレベルである。高速道路などの特定の場所でAIシステムが全てを操作し、緊急時は人間が操作する。レベル4では緊急時もAIが対応するようになり、レベル5では全ての場所でAIが運転してくれるようになる。助手席という名前だけが残っているように、運転席という名前も残るのだろうが、いずれ左右のどちらがどっちなのか分からなくなるだろう。レベル5が最終設定レベルなのだが、安全は100%だろうかと問われると、「そんなことはない。」と思う。洗剤コマーシャルなどで「汚れを99.9%落とします。」と言うようになったのも、例外に備えるリスクマネージメントのためだ。「100%そうだと言えるのか!」が人の信念を揺さぶる常套句であるのもそうだ。私たちの心の中には「100%を信じられない自分」と「例外を信じたい自分」が住んでいる。だから、自動運転100%になっても私たちは車窓の外に目を凝らし、この0.1%の不安とつきあわなけれはならないのだろう。そうなれば、助手席や運転席は「注意席」とか「もしもの席」と名前を変えるのかもしれない。もしくは、自動運転の運転席に、もしもの時に備えて人間型のAI運転ロボットが座り、そのAI運転ロボットのもしもに備えて助手席にAI助手ロボットが座り、そのもしもに備えて後部座席にAIサポートロボットが座り…となるのかもしれない。それでは、AIAIAIAIAIAIAIAIお猿さ~んだよ~などと呑気に歌も歌えない。そんなことなら私が運転する!と言っても、Afraid of I(AI)人間の不注意こそ恐れるべきだから人工知能(AI)を開発しているのではないか。またもや、無限ループに迷い込んでしまったようだ。アイアイ…鏡の国の~(2018年5月14日@nortan100%そうだと言い切れる強い自分を夢見ながら)