スターウォーズの新作が公開されたが、どちらかといえばスタートレックの方のファンである。これらのSF宇宙ドラマの祖は、英国の「ドクター・フー」らしい。1960年代から英国の子どもたちに大人気というから、最近まで知らなかったのはWho?…私である。フーが電話BOXほどの、小さいけれど中はとてつもなく広い、不思議なポリスBOX「ターディス」で過去未来・別次元を秘かに旅するのに比べたら、スターウォーズとスタートレックは船団を組み、軍隊規律の世界。敵が現れ「打ち落とせ。」「イエス、サー。」上官の命令が絶対である。英国とアメリカとの文化の違いを感じる。さて、日本のSFドラマは?と考えると、ウルトラマン?地球防衛隊がいるものの、持ち時間3分の宇宙人の登場でハッピーエンド。カップラーメンの3分間と合わせてこの「あっという間」が日本の文化なのかと思う。そうではないはずだ!と思いを巡らす。そうだ、ドラえもんがいた。日常生活に溶け込み、子ども一緒に悩みを解決していく。いつもハツピーエンドとはならないが、科学の力を夢へと変える。これこそ日本の文化だと納得することにした。田中耕一さんの民間研究機関での受賞から、ノーベル賞も授賞続き。22世紀には猫型でなくとも、家庭用ロボットは実現しそうだ。さて、ここまで考えて頭に「スター」がついていないことに気づいた。うむ…我が国の文化を代表するSFドラマは………、スター・フェスティバル。年に1回だけ彦星が織姫に会えるドラマ。そうか、我が国の文化は季節の風物持。月見や桜、紅葉など季節の風物詩を待ちながら楽しむことだ。さて、今年は暖冬。初雪の楽しみは今だにお預け。何処からか雪を運ぶヒーローもなければ、「雪を降らせよ」と命令する上官もいない。今晩は、サンタのそりの滑り具合を子どもたちとともに心配しながら、よい知らせを根気強く待とうかと思う。(2015年12月24日@nortan)