空間と時間は互いに関連し「時空間」を構成する。「運動するもの」の時間の進み方は変化し、「重力」は空間を歪め、時間の進み方を遅らせる。難解であるが、3年かけて自動車の時計が15分もズレたことを、アインシュタインのせいにして理解していたら、最近また不思議と出合った。「時間軸」が過去にも未来にも変化するというのだ。今この瞬間、私とあなたが同じ時間を共有していることは間違いないはずだが…必ずしもそうではないらしい。私があなたに向かって運動していれば「未来のあなた」と、離れる方向に運動していれば「過去のあなた」と同じ時間を生きていることになるらしい。もちろん、地球上ではとてつもなく0秒に近い時間の話だが、2人の距離が広くなるほど時間差も増えていく。うむ、これは「2人が時間を共有するのは、静止しているときだけ」ということ?また、未来の子孫と同時間軸に存在するためには、S Fのごとく「私がテレポーテーションで地球からとてつもなく遠くはなれた世界に瞬間移動し、地球に向かって運動する」か、逆に「子孫が未来で遠い場所に移動し、さらに地球から離れる方向に運動する」ことが必要となる。ここまで考えて「そんなに離れて、時間を共有?」と思う。過去と未来を結ぶテレビ電話の発明に役立ちそうなアイデアであるが、やはり、大切な人たちと時間軸を共有するなら、提防に腰をおろして一緒に海を眺めている方がいい。(2015年12月11日@nortan)