地球の年齢は、地質学の発展で約46億年と推定されている。200年ほど前まで定説であった「6000年ではあまりにも短い。」それに気づかせたのは山頂で発見された見殻の化石である。化石は、様々なことを教えてくれる。地層の学習を興味深くするため、地質年代についてKeynoteを作成した。46億年のうち40億年は冥王代・始生代・原生代と続く無生物時代、その後の6億年が古生代(6つの紀)・中生代(3つの紀)・新生代(3つの紀)と続く生物進化の時代とされる。小学(6年間)中学(3年間)高校(3年間)に例えると覚えやすい。人類の時代は第四紀、最後の約300万年間(高校3年)である。作成したKeynoteの最後の問題は「今まで、大量絶滅は何回あった?」答えは、オルドビス紀末(小2)デボン紀末(小4)ペルム紀末(小6)三畳紀末(中1)白亜紀末(中3)の5回。生物は、これらの危機を乗りこえることで進化を遂げてきた。なんだか子どもの成長の危機とも重さなり、絶妙な例えとなった。また、それはほぼ1億年ごとに起こっていて、白亜紀末の恐竜絶滅が約1億年前だという事実は「明日にも…」の危機感を抱かせる。一方、人類の活動で既に始まっているという説にも納得させられる。このまま高校3年に残留するか、オルドビス紀から5億年以上も種を繋ぐオウムガイのように生きた化石となって進学するか、人類にとっては思案のしどころである。200年前の地球6000年説を信じるなら、絶滅は関係のない話ではあるが、山の貝は殻を閉じるかもしれない。(2015年11月29日@nortan)